芦屋の歯医者なら芦屋M&S歯科・矯正クリニック

あなたが理想とする歯は、どんな歯ですか？　虫歯がない、歯が真っ白、歯茎がピンク色、歯並びがきれいなど、いろいろと思い浮かびますね。そのような見た目の美しさや健康な歯といったこと以外にも、食べる、話すなどの機能的な面でも問題がないことも大きな要素となってきます。今回は多面的な面から理想的な歯について、みていきましょう。

審美的な美しい歯

審美的治療

セラミックやジルコニアなどの材料を用いた、天然歯に近い色調で作るクラウン（被せ物）を被せます。特に前歯が虫歯になり大きく削らなければならないケースでは、自由診療によるセラミック素材が選ばれることが多くなっています。保険診療による前歯の被せ物でも、噛むという機能面に関して問題はありませんが、銀歯では談笑した時に大変目立ち、またレジンと呼ばれるプラスチックでは色数が少なくて、他の歯との色違いが目立ち、経年変色などのデメリットがあります。

しっかり噛める歯

理想的なきれいな歯には美しい見た目だけでなく、歯本来の食べるという機能も欠かせません。歯が1本も欠けずに全て揃って、前歯で食べ物をかみ切り、奥歯でしっかり噛みつぶし、何でも問題なく食べられることは、健康できれいな歯の重要な条件となっています。

発音が明瞭な歯

歯が数本無い方や、入れ歯の方の発音が聞き取り難く思ったことはないですか？　これは必要以上に空気が漏れることで、きちんと発生ができていなくて、不明瞭な発音になってしまっているからです。声は声帯だけで発するものではなく、歯や顎、骨、唇、舌の形や位置によって変化しています。歯が全て揃った健康な歯で自由に声を出し、話せるのが当たり前になっている時は感じませんが、歯が悪くなると、それを感じるようになるものです。 明瞭な発音、正しく聞き取りやすい言葉を発するには、歯並びや噛み合わせが健康であることが大切になってきます。

清掃が行き届いた歯

理想的なきれいな歯の条件に、毎日2～3回の歯磨きで歯垢や歯石を落とし、むし歯や歯周病にならないことは欠かせません。歯と歯の間、歯と歯茎の間は歯垢が溜まりやすく、歯ブラシだけでは落ちにくい箇所もあるので、デンタルフロスや歯間ブラシを使うのは必須となっています。しかし、それでも落としきれていない歯垢はあるので、歯科医院での定期検診をお勧めします。取りきれなかった歯垢や汚れを取り去り、歯周病チェックも行われるので、年に3～4回程度の定期検診を受けてください。

むし歯、歯周病にかかっていない歯

8020運動

これは日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動のことです。20本以上の歯があれば食生活にほぼ満足できるといわれ、80歳で20本以上の天然歯というのが一つの目安とされています。この8020運動に賛同する歯科医院は増え、定期検診を積極的に進めるようになってきました。その結果、日本のシニアの方の歯の状態はかなり改善してきています。むし歯や歯周病で歯を失うことのないよう、常日頃から歯のケアを行いましょう。

真っ白い歯

歯の色は肌や髪の色と同じように個人差があり、一人一人に自分本来の色というものがあります。歯は本来真っ白なものではなく、黄色味を帯びた象牙質が半透明なエナメル質で覆われているので、少し黄色がかって見えるものです。ほどほどに自然な感じが顔には馴染んで美しく見えます。尚、若い方の歯の色は白いのですが、加齢によって象牙質の色が見えてくると、やや黄色がかった感じになるのです。

歯のホワイトニング

定期検診の際に、歯の着色汚れを落とすだけでも、歯本来の自然な色に戻ります。それが健康な歯の状態だから気にする必要はないのですが、シニアの方で歯の色がどうしても気になる方は、歯のホワイトニングを考えてみてはいかがでしょうか？

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング 高濃度の過酸化水素を主成分とした薬剤を用い、歯医者さんで施術されます。 ※印については、以前に述べたブログ＃の項目を参照してください。 ホームホワイトニング オフィスホワイトニングと比較して、使用する薬剤は安全性を考慮して、約1/10になっています。ホワイトニングキットを使って、自分で行うことができますが、効果を実感するには一般的に2週間から1ヶ月ほどかかるでしょう。 デュアルホワイトニング オフィスホワイトニングとホームホワイトニングが併用されます。 セルフホワイトニング 歯医者さんが在籍しないホワイトニングサロンで行いますが、法的には過酸化水素系の薬剤を扱えないので、漂白を行わないホワイトニングが主体となります。 年代によって、「理想的な歯」の基準は変わってくるかもしれませんが、歯の色や歯並びがきれいだと、ニコッと笑った時の第一印象は良くなります。毎日、しっかり歯を磨くことが、歯の健康と美しい笑顔に繋がります。