矯正治療
反対咬合症例
受け口を直したい
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治療の詳細
Treatment Details
| 主訴 | 受け口を直したい |
|---|---|
| 年齢・性別 | 31歳女性 |
| 診断名 | 反対咬合 |
| 治療内容 | マウスピース型矯正装置による矯正治療 |
| 抜歯/非抜歯 部位 | 下顎右側側切歯を抜歯 |
| 治療期間 | 2年2ヶ月 |
| 通院回数 | 17回 |
| 総額 | 955,800円(自由診療) |
| 写真 | 治療開始前と治療終了後 |
| リスク・副作用 | 歯根吸収、歯肉退縮、歯の移動時の痛み、抜歯後の腫れや痛みが生じる場合があります。 |
※価格は施術当時のものとなります
Treatment Process
治療前の状態
「受け口を直したい」とのご希望で来院されました。診断は反対咬合です。
治療前は下顎が右側へ偏位しており、それに伴って上下の咬み合わせも右方向へずれ、特に右側で下の歯が上の歯より前方に位置する反対咬合が認められました。正面から見ても上下の歯列の位置関係に左右差があり、単純に前歯だけを後方へ動かすのではなく、もともとの顎のずれを考慮しながら上下の歯を並べる必要がある症例でした。
Treatment Plan
治療方針
- 下顎右側側切歯を抜歯
- マウスピース型矯正装置による矯正治療
Treatment Result
治療結果
2年2ヶ月の治療により、治療前に特に右側で認められた反対咬合が改善し、上下の歯が適切に噛み合う位置へ整いました。正面から見た歯列も、治療前と比べて上下の位置関係が整っています。
右下側切歯を1本抜歯したため、治療後の下顎前歯は3本となっています。一方で、もともと下顎が右側へ偏位していた状態を踏まえて歯を配列したことで、治療後は上下の歯列の中央がそろった状態となっています。
Patient's Comment
患者様からのコメント
受け口が気になっていて矯正を始めました。最初に歯を1本抜くと聞いたときは、左右同じ場所ではなく右下の前歯だけだったので少し意外でしたが、先生から今の噛み合わせに合わせた治療方法だと説明してもらい、納得して始めることができました。
マウスピースを毎日決められた時間つけるのは慣れるまで大変でしたが、少しずつ噛み合わせが変わっていくのが分かりました。治療前の写真と見比べてみると、受け口だったところがきれいに並んでいて、ここまで変わったんだなと実感しました。
2年以上の治療でしたが、最後まで続けられて良かったです。
Risks & Side Effects
抜歯を伴うマウスピース矯正治療の一般的なリスク・副作用
- マウスピース装着開始時や交換後に、歯が動くことによる痛みや違和感が生じることがあります。
- 装着時間が不足すると、計画どおりに歯が動かず、治療期間の延長や治療計画の変更が必要になる場合があります。
- アタッチメントの脱離やマウスピースの破損などにより、再装着・再製作が必要になる場合があります。
- 口腔清掃や装置の管理が不十分な場合、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
- 歯の移動に伴い、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- 治療計画どおりに歯が動かず、予定より治療期間が延びる場合があります。
- 顎関節に違和感や痛みを感じることがあります。
- 抜歯後に痛みや腫れ、出血などが生じることがあります。
- 保定装置(リテーナー)の使用状況によっては、治療後に歯並びが後戻りする可能性があります。
- ごくまれに、歯の神経への影響や歯髄壊死などの処置が必要になることがあります。
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Case Categories
Doctor's Comment
担当医:髙橋 英剛
この症例で治療計画を立てる際にポイントとなったのは、「どの歯を抜いてスペースを確保するか」という点です。
矯正治療で抜歯が必要な場合は第一小臼歯を選択することが多いのですが、この患者様はもともと下顎が右側へ偏位し、咬み合わせも右へずれていました。そのため、一般的な左右対称の抜歯方法をそのまま当てはめるのではなく、現在の顎の位置と上下の歯がどのように噛み合うかを考慮して治療計画を検討しました。
マウスピース矯正のシミュレーションを行ったところ、下顎右側側切歯を抜歯し、そのスペースを利用して歯列を整えることで咬み合わせを成立させられると判断しました。一般的な抜歯パターンとは異なるため、患者様にも治療計画をご説明し、ご納得いただいたうえで治療を開始しています。
治療後は下顎の前歯が3本になりますが、もともとの顎の右へのずれを踏まえると、結果として上下の歯列の中央を合わせることができました。このように、抜歯矯正では単純に左右同じ位置の歯を抜くのではなく、顎の位置や咬み合わせ、歯を移動させた後の状態まで確認して抜歯部位を決めることが重要です。治療後の歯並びを維持するため、今後も保定装置を使用しながら経過を確認していきます。