芦屋M&S歯科・矯正クリニックコラム

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根管治療とインプラントの比較

虫歯が酷くなって、歯の根の中にまで達してしまった時に、治療方法として根管治療とインプラント治療が候補に挙がります。どちらにもメリット・デメリットがありますが、今回はこの2つの治療法を検証してみましょう。

 

 

 

 

 

根管治療とは

根管治療は、歯の根の中(根管)にある細菌の固まりなどの汚れをきれいに取り除き、痛みや症状を抑えて歯の寿命を伸ばす治療法です。細菌に感染してしまった歯の抜歯をせずに、長期間使える歯として残すことができます。

インプラントとは

インプラント治療は、骨にチタン製のネジを外科手術によって埋め込み、ネジの上に歯の頭に相当する部分を結合させて失った歯を補う治療法です。骨に固定する入れ歯といえるものです。

根管治療とインプラントの比較

概要

根管治療:細菌に感染した歯を治療して、歯を残す治療法。
インプラント:残せない歯を抜いて(もしくは歯のないところに)、インプラントの土台を歯に埋め込む処置法。

治療期間

根管治療:一つの歯に対し、治療回数は2~5回ほどです。
インプラント:上の歯では約3ケ月、下の歯で約2ケ月待つ必要があります。

成功率

ある科学的論文によると、10年を通じて二つの生存率は似通っていますが、長期間経過において、根管治療の失敗例では破折や根尖病巣を伴って、治療不能で抜けてしまうため再治療ができません。一方、インプラントでは周囲炎になってもなかなか脱落しないので、何らかの処置ができて経過観察が可能となっています。

食事の摂り易さ

根管治療:ほとんどの場合は自身の歯と変わりなく食事ができますが、場合によっては治療後噛むと違和感が残る場合もあります。
インプラント:ほとんど自身の歯と変わりなく食事が摂れます。

身体的負担

根管治療:通常の根管治療は身体的負担が低いですが、難症例の場合、外科的処置を行うことがあります。場合によってはインプラントよりも繊細で複雑な手技を必要とすることがあります。
インプラント:外科的処置を行いますが、よほどの難症例でなければ身体的負担は軽いです。全身疾患の状態によっては、処置自体が受けられない場合もあります。

メンテナンス

根管治療:自身の歯と同様で済みます。
インプラント:インプラント体を長持ちさせるために定期的なメンテナンスが必要となります。年に3~4回定期検診を受けましょう。

治療費

根管治療:保険適用(数千円)
インプラント:1本25万円(当クリニックの場合)

いかがでしたか、天然歯に行う根管治療と人工歯を埋め込むインプラント治療は一概に比較できるものではありませんが、まず根管治療で残せる可能性歯がある場合は歯科医と相談の上、根管治療を試み、抜歯が第一選択となった場合はインプラントが優れた治療法となることでしょう。