芦屋市の大型総合歯科医院、芦屋M&S歯科・矯正クリニック

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コラム

コロナ禍のマスク着用による、お口のトラブル

新型コロナウイルスの拡大で、日常、マスクの着用が欠かせませんが、この頃、口臭や口の渇きが気になっていませんか? 今回はそのようなマスク着用で気になるお口のトラブルについてのお話です。

気になる口臭の原因は?

舌苔について

口臭は歯周病や虫歯でも起こりますが、原因で一番多いのは舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の白い付着物によります。舌苔は舌から剥がれ落ちた古い細胞や食べかすが溜まったもので、口の中の悪玉菌はこれをエサにして増えて行きます。そして、その悪玉菌がエサを分解する時に発生する揮発性のガスが口臭のもとになるのです。

口臭対策

舌の汚れによる口臭対策は、舌磨きが一番効果的です。柔らかい布で拭う方法が簡単ですが、舌磨き専用の舌ブラシを使うのもいいですね。舌苔を拭う時は強く擦ったり、歯ブラシでゴシゴシ擦るのはよくありません。舌の表面が傷つき炎症を起こして、かえって口臭がきつくなることもあります。また、味覚を感じる味蕾(みらい)が傷ついて、味覚障害を起こすこともあります。

舌磨きの方法

・ガーゼなどの柔らかい布を人差し指に巻く。
・舌を出して、鏡を見ながら舌苔を舌の奥から前の方へ、右・左半分づつ分けて、2・3回優しく拭います。

感染予防対策効果

舌磨きは口臭改善の効果以外にも、口の中に残った食べかすや悪玉菌を減らして、ウイルスや細菌による感染症予防にもなります。ブクブクうがいを併用することで、より一層効果的になります。

ブクブクうがいの方法

1. 水を口に含む
2. 左の頬を膨らませ、3~4回ブクブクと動かす
3. 同じように、右の頬を膨らませ、3~4回ブクブクと動かす
4. 鼻の下の上歯と歯茎の間を膨らませて、鼻の下をのばすように、顎を上下させながら、上歯と歯茎の間で3~4回ブクブクと動かす
5. ほぼ全体を膨らませて、3~4回ブクブクと動かす

口の乾燥は口呼吸のせい?

長期間のマスク着用による息苦しさから、唇が開いて口呼吸になりがちです。「呼吸ができるなら、口・鼻のどちらから呼吸してもいいのでは?」と思うかもしれませんが、口呼吸を行うと、感染症にかかり易くなり、新型コロナウイルス感染のリスクも高まります。

鼻呼吸の奨励

本来、人間は鼻呼吸を行います。人間の鼻は優れた加温・加湿機能が備わった空気清浄機に例えられます。鼻から吸った空気は鼻腔を通る時に温められて肺に送られます。その間に鼻毛や粘膜表面の繊毛、粘液によって、埃や細菌、ウイルスといった異物を取り除きます。
これで7割の異物がカットされるといわれています。鼻呼吸にはこのような防御機能が働いているのです。それが、口呼吸をすることで、この異物除去の機能が使えず、有害物質がダイレクトに取り込まれて、ウイルス感染のリスクが高まるのです。
口呼吸が及ぼす他の悪影響としては、慢性の扁桃炎になると免疫に異常が起きたり、口腔内細菌が増えることで誤嚥性肺炎になり易くなります。また、口呼吸では二酸化炭素を多く吐き出すために、脳貧血や過呼吸、情動不安を起こすこともあるといわれます。

唾液が渇くと

また、口の中の唾液が渇くと、歯周病や虫歯にもなり易くなります。
「食事をする度に歯の表面のミネラル分は失われますが、唾液がミネラル分を補う“再石灰化作用”によって、歯が修復される」という、サイクルを繰り返しています。しかし、口呼吸で唾液が渇くと、このメリットが期待できないので、前歯に虫歯ができ易くなります。その上、唾液の殺菌作用が利かないので歯周病のリスクが高まってくるのです。

口呼吸チェック

一つでも当てはまる項目があれば、口呼吸をしているかもしれませんよ!

・気づくと、口が開いている
・前歯に口紅がつきやすい
・前歯に虫歯ができ易い
・唇が乾燥して、出血し易い
・口や喉が渇きやすい
・口臭が気になる
・アレルギーなどで、鼻がつまりやすい
・よく喉が腫れる

いかがですか、該当する項目があり、口呼吸を改善したいと思ったら、次のことを行ってみてください。
鼻から息を吸うように心掛けましょう。アレルギーなどで鼻が詰まり易い方は、先ず耳鼻科で治療を受けることも大事です。尚、口呼吸になるのは、口の周りの筋肉が弱くなって、唇を閉じられないのも原因ですから、ブクブクうがいで口の筋肉を鍛えることも有効です。
是非、参考にしてみてください。