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コラム

歯医者さんで行う歯石の除去

歯石はいつの間にか付いてしまい、自分ではなかなか取り除くことができません。定期的に歯医者さんで取ってもらう必要があります。今回は、「歯医者さんで行う歯石除去」をテーマに取り上げてみました。

歯石ができる仕組み

歯石は歯に付着した歯垢が固まったもので、その歯垢に含まれる細菌は食事の時に出た糖質から「酸」を作ります。この酸のせいで、歯のエナメル質の中からミネラル成分のカルシウムやリンが溶かされていきます。これを「脱灰」といい、虫歯になる原因となりますが、同時に唾液の中のミネラル成分によって、「再石灰化」で元の状態に戻してくれます。
歯石は、唾液のせいでお口の中に溜まった歯垢が石灰化して出来たものです。だから歯石自体は害のあるものではなく、虫歯にならないように「お口の中のサイクル」が生み出した結果といえます。

歯垢が溜まる原因

ザラザラとした石のように固くなった歯石は、歯垢がつき易い “足場”のような状態になっているので、歯石を放置すると歯垢が溜まり易くなります。
また、歯石は時間が経つと取りにくくなるので、早めの除去が望まれますが、気づかぬうちにこびり付くのが歯石なのです。除去する時に痛みも伴う歯石が付着しないように、日頃から歯垢を定期的に歯科医院でとってもらうことが望まれます。

歯石が付き易い場所

「下顎の前歯の裏側」や「上顎の奥歯の頬側」は、歯石が付き易い場所とされています。この2つの場所は「舌下腺」および「耳下腺」と呼ばれる唾液を作る器官の出口付近に相当します。この舌下腺の近くにある歯に歯垢が溜まると、唾液作用により石灰化された歯石が付着することになります。
また、歯石は血液によっても作られるので、歯茎や歯周ポケットで出血を起こしていると歯石が作られます。出血が原因の歯石は歯周病を悪化させるので注意が必要です。健康な歯茎を保つことが、歯石予防に大きく影響するのです。

歯医者さんで行う歯石除去

自分で歯石を取り除く際に、歯や歯茎を傷つけてしまうリスクを負うよりも、歯石の取り残しも少ない歯医者さんでの施術なら、虫歯と歯周病の検査を行って、約3,500円(保険適用)で済みます。患者さんになるべく痛みを感じさせないよう、工夫を凝らした治療が行われています。

2種類のスケーラー

先ず、歯茎から上に付いた歯石には、超音波振動と水で歯石を砕いて除去する「超音波スケーラー」が使われます。医院によっては、「マイクロスコープ(手術用顕微鏡)」で拡大し、明るく照らしながら治療を進めます。
歯茎より下に歯石が付着している場合は、スケーリング以外に、「ハンドスケーラー」という通常のスケーラーを使って歯周ポケットの中をキレイにする「ルートプレーニング」を施します。歯科医院では医師の他に歯科衛生士が、歯石除去を担当する場合があります。

フラップ手術で歯石除去

フラップ手術が適用されるケースは、歯の根っこの奥深くに歯石が付いてしまい、それを取り除く場合になります。歯肉を切り開いて歯の根っこの部分を露出させてから、治療することになります。

歯石除去後に起こる症状

知覚過敏

フラップ手術を行って歯石を除去した場合、歯茎が引き締まって歯が沁みる場合があります。フラップ手術は、歯の根っこの奥深くにある歯石を除去する外科手術なので、歯石を取り除いたことで根っこ部分が露出してしまい、「知覚過敏」の症状が起きて歯が沁みてしまうのです。知覚過敏の起きた歯に対しては、フッ素を塗ったり、知覚過敏用の歯磨き粉を使って磨くなどで、症状が改善されます。

歯が揺れる

重度の歯周病で治療を行った場合、歯石を取った後で歯が揺れることがあります。これは歯周ポケットが開いたことが原因となり、一時的に歯の動揺が生じたためで、2週間程度で症状は改善されます。2週間位様子をみても揺れが止まらない場合は、被せ物をしたり、歯科用接着剤を用いて揺れを抑えるなどの対処法があります。

いかがでしたか、歯石除去は自分で行うことも可能ですが、いい加減な方法では歯や歯茎を傷めてしまう結果となります。心配な場合は、迷わず歯医者さんで歯石をキレイに取り除いてもらうことをお勧めします。