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コラム
強い歯痛の時に注意すること
「歯がズキズキして痛くて眠れない」、「夜に歯の痛みが増して辛い」など、強い痛みを放置しておくと症状が悪化する可能性があります。特に夜間は、血流が増して痛みが強く感じられるので、適切な処置がとても大切です。今回は、強い歯痛の原因や自宅でできる応急処置、やってはいけないことなどについて、ご紹介します。
歯が痛くて眠れない、その原因
むし歯の進行(神経への影響)
・初期症状として、冷たいものや甘いもので歯がしみる。 ・むし歯が神経に近づくと、ズキズキした痛みが出てくる。 ・神経に炎症が起こると、夜間に激痛が出やすくなる。 むし歯の放置はNGです。痛みが続く場合は、早めに歯科医院を受診してください。歯の神経の炎症(歯髄炎・根尖性歯周炎)
・何もしないのにズキズキ痛む(自発痛) ・横になると痛みが増す(血流の影響) ・痛み止め薬が効かない 歯の神経の炎症が悪化すると、根管治療(歯の神経を取り去る治療)が必要になることもあります。親知らずの炎症(智歯周囲炎)
・親知らずの周囲が腫れる ・噛むと痛い、口が開きづらい ・発熱を伴うこともある 親知らずの炎症を放置すると、痛みが悪化するので、早めに受診をすることが必要です。歯ぐきの腫れ(歯周病、膿のたまり)
・歯ぐきが赤くはれ、押すと痛い ・歯を磨くと出血する ・膿が溜まって、口臭が強くなる 歯周病が原因の場合は、歯ぐきの炎症を抑える治療が必要です。歯が痛くて眠れない場合の応急処置
冷やす(氷や冷湿布を活用)
・氷や保冷剤をタオルで包んで、頬の外側から10分程度、冷やす ・冷やし過ぎると逆効果になるので、適度に行うこと 炎症を抑えて、痛みを一時的に和らげる効果があります。口をすすぐ(塩水でうがい、マウスウォッシュ使用)
・ぬるま湯に塩を溶かして口をすすぐことで、殺菌効果があります ・むし歯や炎症部分に食べかすが残らないよう、優しくゆすぐこと 口の中を清潔にすれば、痛みの悪化を防げます。痛み止めを服用(市販薬活用)
・ロキソニン(ロキソプロフェン)は強い痛みに効果的です ・カロナール(アセトアミノフェン)は比較的マイルドな鎮痛剤です 痛み止めは応急処置で、根本治療にはならないので、翌日には歯科医院を受診してください。ツボ押し(合谷、下関)
・合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間を押す ・下関(げかん):頬骨の下、耳の前あたりをマッサージする 一時的な対策として、ツボ押しで痛みが軽減できます。歯が痛い時に「やってはいけないこと」
痛む歯を温める(お風呂、カイロ、アルコール) 炎症が悪化し、痛みが増す可能性があります。 むし歯部分を爪楊枝や舌でいじる 刺激で痛みが強くなることもある。 放置して痛みがひくのを待つ 歯の神経が死んでしまうので、むしろ悪化することになる。痛みがひいても安心できない理由
・痛みがひいたのは、「神経が死んでしまった」可能性があります ・根の奥で炎症が進行していることもある。 ・放置すると膿が溜まり、さらに強い痛みや腫れをひき起こします。ロキソニンとカロナールの違い
頭痛や発熱、痛みなどに使われる解熱鎮痛剤として、「ロキソニン」と「カロナール」は日常的に使われる代表的な薬です。2つの薬がどのように異なり、どの場面で使うかを理解することで、より安全で効果的な治療につながります。ロキソニンの特徴
ロキソニン(ロキソプロフェン)は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類され、炎症や痛み、発熱を抑えるために広く使われています。特に関節炎や筋肉痛など、炎症を伴う痛み(関節痛、歯痛、生理痛など)に強い効果を発揮します。ただし、作用が強いため、胃腸障害や腎機能に影響が出やすい可能性があり、胃が弱い方や長期間の使用には注意してください。速やかに効果があり、急性の痛みや炎症に向いています。カロナールの特徴
カロナール(アセトアミノフェン)は、非ピリン系解熱鎮痛薬に分類され、主に中枢神経に働いて痛みや発熱を和らげますが、ロキソニンほどの抗炎症作用はありません。胃腸に優しく、小児や高齢者、妊婦に多く使用されています。軽い痛みや発熱に適し、風邪やインフルエンザでの発熱に効果的です。胃腸への負担が少ないので、胃が弱い方にも比較的安全です。抗炎症作用がほとんどないので、炎症を伴う痛みには不向きです。 いかがでしたか、強い歯痛に対する薬は、その症状に応じて使い分けることで、その効果を最大限に引き出すことができます。なお、薬を使用する際は、医師や薬剤師と相談し、胃を保護する薬の併用や内服期間、治療の必要な病気の発見などが重要になるので、医療機関への受診をお勧めします。監修者情報
公開日:2023年07月10日

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