芦屋市の大型総合歯科医院、芦屋M&S歯科・矯正クリニック

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コラム

歯が生え始めたら口腔ケア!

新型コロナウイルスの影響で歯科検診の回数が減っているなどで、子どもの虫歯が気になる家庭も多いことでしょう。今回は「子どもの歯が生え始めたら、始めましょう!口腔ケア」というお話です。

生え始めの数年がポイント

歯は生え始めてから2~3年の間に、唾液の中のミネラルなどを取り込んで硬く成熟していきます。ただ、乳歯は永久歯より弱いので虫歯の進行が速く、他の歯に広がり易いのです。また、それを放置すると、その後の永久歯に影響したり、虫歯のない側でばかり咀嚼する癖がつく恐れがあります。おっぱいやミルクを飲んだ後に習慣づけるように、歯磨きは乳歯が生え始めた段階から始めます。歯が1・2本のうちは歯磨きの感覚に慣れさせるため、離乳食が始まった段階で、ガーゼを使って歯を拭うように磨くこと(ガーゼ磨き)から始めて、ある程度本数が増えてきたら歯ブラシに移行するのが良いでしょう。

赤ちゃんの歯が生え始める時期

一般的に多くの赤ちゃんが5~6ヶ月頃に下中央の前歯が生え始めます。その後、10ケ月頃に上中央の前歯、更に1歳頃に上下8本くらい生え、1歳半には奥歯の頭が出てきます。最終的に2歳半頃に上下20本の乳歯列が完成しますが、個人差が大きく、中には1歳でやっと1本目が生えてくる子どももいるので、あくまでも目安としてとらえておいてください。

先ずは1日1回

歯磨きは、赤ちゃんの機嫌のよい時に、1日1回から始めましょう。最初の頃は歯ブラシの感覚に慣れさせるため、1・2回ブラシで軽くチョンチョンと触れる程度で大丈夫です。歯が生え始めの頃は比較的何でも口に入れたがるので、そのタイミングを逃さずに歯ブラシに慣れさせるのがおススメです。歯磨きに慣れてきたら、朝晩2回にしましょう。特に寝ている間は唾液が少なく、虫歯のリスクが高まるので、夜の歯磨きは特にしっかり行うよう心がけてください。また、食べかすのせいで汚れやすい奥歯が生えてきたら、丁寧にブラッシングする必要があります。

対策

・歯みがき習慣を幼い時からつける
・歯を強くするフッ素入りの歯磨き剤や洗口液などを使う
・汚れが付着やすい奥歯の溝などを特殊な樹脂などで埋める「シーラント」もおすすめです。
・歯科医院でフッ素を塗ってもらう
・3ヶ月に1回は歯科医院で定期検診を受ける
※特に歯の生え始めや生え替わりの時期にはこまめなチェックが必要です。

家庭でのケア

幼いうちは親が仕上げ磨きを行い、小学校高学年でも、奥歯などがしっかり磨けているかを確認しましょう。

2種類の歯ブラシを用意

子どもが自分で磨く歯ブラシと、親が仕上げ磨きをする歯ブラシの2種類を用意してください。

こども用歯ブラシ

こども用の歯ブラシは握り易い形になっているので、お子さんの年齢に合わせて選んでください。

仕上げ用歯ブラシ

仕上げ用の歯ブラシは柄が長く、ブラシの部分が小さいので、奥歯の側面などにもフィットして届き易くなっています。

フロス

歯と歯の間に残った食べかすなどを取るには、フロスが重宝されています。

歯の磨き方

歯磨きをする時の姿勢

歯の本数が少ないうちは授乳時と同じ姿勢で行い、赤ちゃんの手は親の脇の下に挟むと磨きやすいです。よく手を動かすようなら、空いた手にお気に入りのおもちゃを握らせてみましょう。奥歯が生えてきたら、仰向けに寝かせた状態で頭を親の膝にのせて、口の奥まで見えやすくして磨きます。

歯ブラシの持ち方

歯ブラシは鉛筆を持つイメージで人差し指と親指で挟んで、他の指は軽く添える程度にすれば、力が入り過ぎず、適度な力で磨けます。

歯ブラシの使い方

・前歯の磨き方:指で唇を優しくめくって、歯ブラシを直角に当てて細かく動かします。下の歯の前歯が磨き難い場合は、歯ブラシを持つ手の小指と薬指で赤ちゃんの頬から顎を固定すると磨き易いですよ。
・奥歯の磨き方:ブラシを持つ手を赤ちゃんの下顎に固定させながら、もう片方の手の指で赤ちゃんの唇のわきを固定しながら磨きます。歯ブラシは歯に対して45度くらい傾けて細かく動かすと良いです。歯と歯の隙間や、歯と歯茎の間は汚れが溜まり易いので、特に丁寧に磨き、奥歯の裏は歯ブラシを縦にして、かき出すように磨いてください。

歯磨きの雰囲気も大事

乳幼児期には歯磨きを嫌がる子どもさんも多くいます。絵本を読んだり、顔をくすぐってみたりするなど、楽しい雰囲気づくりを心掛けてください。親がぬいぐるみの歯を磨いて見せた後、子どもの歯を磨いてみたり、「バイ菌マンをやっつけろ!」などと演技しながら、子どもの歯を磨くのもいいかもしれません。

おやつの見直し

コロナ禍の外出自粛の影響で、砂糖を多く使ったお菓子や甘い飲み物を飲食する子どもたちが増えています。毎回ではなくても、おやつはふかしたサツマイモや果物、無糖のヨーグルトなどにして、飲み物もお茶や水にするのもよいでしょう。

子どもの歯のケアポイント

・歯が生え始めたら、歯みがきを始める
・フッ素入り歯磨き剤や洗口液の使用
・子どもが使う歯ブラシとは別に、親が仕上げ歯磨きをするための歯ブラシを用意
・かかりつけ歯科医院で定期検診

いかがでしたか、子どもが歯磨きを自分の習慣として磨くようになるには、時間がかかるので、焦らず取り組むことが大切です。困った時こそ、歯科医院に相談してください。きっと、お役に立てます。