歯列矯正の費用

インビザラインは保険適用になる?公的保険を使える3条件とは?医療控除の仕方を徹底解説!

歯列矯正は保険適用になる?公的保険を使える3条件とは?医療控除の仕方を専門医が解説
芦屋M&S歯科・矯正クリニックのインビザライン

インビザライン(ライト)120回払いの場合

この記事のポイントは?

  • インビザラインを含む審美目的の矯正治療は公的医療保険の対象外であり、治療費は全額自己負担
  • 費用負担を抑えるには、医療費控除・デンタルローンの活用を軸に検討する
  • 確定申告を行うことで、矯正費用(デンタルローン利用の場合も含む)の一部を所得税・住民税から取り戻すことができる
  • 費用総額の不透明さや矯正中の虫歯管理まで含めて相談したい場合は、トータルフィー制を採用し矯正から一般歯科まで院内で完結できる芦屋M&S歯科・矯正クリニックへの無料相談を!

インビザラインを検討し始めると、多くの方が一度は「健康保険が使えたら…」と思うのではないでしょうか。

治療費が数十万円〜100万円近くになることも珍しくなく、費用の不安を抱えるのは当然のことです。

結論から申し上げると、インビザラインを含む審美目的の矯正治療には、公的な健康保険は原則として適用されません。

ただし、例外的に保険が使えるケースが存在すること、そして保険が使えない場合でも医療費控除やデンタルローンを活用することで費用負担を軽減できることは、ぜひ知っておいていただきたい点です。

この記事では、インビザラインと保険の関係を制度の根拠から正確に整理したうえで、費用負担を抑えるための具体的な選択肢を歯科医の立場からご説明します。

インビザラインとワイヤー矯正、費用の比較についてはこちらをご覧ください。

芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長 松岡伸輔

芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長の松岡です。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは2003年に兵庫県芦屋市で開院しました。医師全員がインビザライン治療(マウスピース治療)・小児矯正・咬合誘導で秀でています

インビザライン治療では1年間の症例数実績によって表彰される「プラチナエリートステータス」に公式認定されています。

このブログで、インビザラインを始めとするマウスピース矯正、ワイヤー矯正など歯並びに関するさまざまな疑問にお答えします。もし、このブログで分かりにくい点がありましたら、お気軽にお問合せください。

インビザラインは保険適用になるのか?

インビザラインは保険適用になるのか?

インビザラインによる歯列矯正は自由診療なので基本的に保険適用にはならず、治療にかかる全費用を実費で支払うことになります。

歯並びを治す矯正治療は、原則として審美治療(見た目の改善を目的)とみなされるからです。

インビザラインの費用相場について、詳しくはこちらをご覧ください。

インビザラインが自由診療に分類される根拠

インビザラインを含むマウスピース型矯正装置は、歯並びの審美的な改善を主な目的として行われる矯正治療であるため、健康保険の対象外(自由診療)に分類されます。これは制度上の取り扱いとして明確に定められており、どのクリニックで受けても変わりません。

公的医療保険は保険料財源を「疾病・負傷の治療」に充てる制度設計になっており、審美的な改善を目的とする治療はその範囲に含まれていません。

インビザラインが使えないのではなく、制度の設計上カバーされていない、というのが正確な理解です。なお、例外的に保険が適用される矯正のケースも存在します。

ワイヤー矯正とインビザラインで保険の扱いに違いはあるか?

「ワイヤー矯正(ブラケット矯正)なら保険が使えるのでは?」という誤解をお持ちの方が少なくありません。結論として、審美目的の矯正治療であれば、ワイヤー矯正もインビザラインも同様に自由診療(保険適用外)です

保険の適用可否を決めるのは矯正装置の種類ではなく、治療目的が医療上の必要性に基づくかどうかです。ワイヤー矯正であっても、歯並びの改善・見た目をよくしたいという目的であれば保険は使えません。

ただし、顎変形症などの疾患に伴う矯正治療の場合は、ワイヤー矯正を用いた治療であれば保険適用になるケースがあります。インビザラインはその対象に含まれないことがほとんどであり、この点でワイヤー矯正との差異が生じる場面があります。

一方、病気の診断や治療・治癒を目的とした歯列矯正には保険が適用されます。歯列矯正で保険が適用される条件についてご説明します。

保険でインビザラインできる3つの条件とは?

保険でインビザラインできる3つの条件とは?

保険が適用となる歯列矯正には、以下の3つの条件のどれかを満たすことが必要です。

  • 厚生労働大臣が定める先天性の疾患
  • 外科手術を伴う顎変形症の手術前後の矯正歯科治療
  • 前歯3本以上の永久歯萌出不全に起因する咬合異常

厚生労働大臣が定める先天性の疾患

「厚生労働大臣が定める先天性の疾患」とは、唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)やダウン症候群、顎や口の変形や奇形など先天性の病気を指します。

先天性疾患であればすべてが対象となるわけではありません。厚生労働大臣が定める疾患は59個あります。(2022年5月時点)

先天性の病気が起因となり歯列や噛み合わせに異常が出る場合に、公的な保険で治療ができます。

保険を利用して歯列矯正する場合には、厚生労働大臣が定めた基準を満たしており、地方の厚生支局長に届出をした以下の指定医療機関で受診をする必要があります。

  • 歯科矯正診断料算定の指定医療機関
  • 顎口腔機能診断料算定の指定医療機関

外科手術を伴う顎変形症の手術前後の矯正歯科治療

外科手術を伴う顎変形症(がくへんけいしょう)の手術前後に矯正歯科治療をする場合も、保険適用となります。

顎変形症とは、顎の形や骨の大きさが原因で噛み合わせや顔のバランスの異常がみられる疾患のことです。

矯正だけで治すのは難しく、顎の骨を削ったり切ったりする外科手術が必要です。

ただし指定医療機関で治療を受ける場合に限り、公的な保険が適用されるので注意が必要です。指定の医療機関に前もって問い合わせてください。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは、矯正だけでなく一般歯科・審美まで幅広く対応しているため、自分のケースがどちらに当たるかを相談する入口としてもご利用いただけます。

前歯3本以上の永久歯萌出不全に起因する咬合異常

前歯3本以上の永久歯萌出不全(えいきゅうしほうしゅつふぜん)が原因で噛み合わせの異常が出る場合にも保険が適用されます。

永久歯萌出不全とは自然に生えてくるはずの永久歯が生えない症状で、特に子どもの時期によく見られます。

通常の場合、子どもの歯は6歳ごろから大人の歯へ変わり始め12歳ごろには完全に生え変わります。

永久歯萌出不全の場合には永久歯が生えてきません。

以下の理由が考えられます。

  • もともと永久歯が作られていない(先天的な理由)
  • 永久歯が歯茎の中に埋伏歯として埋まっている

治療する場合は、歯茎を切開して歯を引っ張り出す外科手術が必要です。

手術と同時に歯列矯正をする場合には、公的な保険が適用されます。

インビザラインの費用負担を抑える方法は?

インビザラインの費用負担を抑える方法は?

公的な健康保険が使えないとなると、「では費用を少しでも抑える方法はないのか」と思われるのは当然です。

保険の代わりとなる手段として、以下3つが主な選択肢です。

  1. 医療費控除
  2. 民間の医療保険
  3. デンタルローン

それぞれ仕組みが異なるため、正確に把握しておきましょう。

インビザラインの矯正費用を抑えるおすすめの方法についてはこちらで詳しく説明しています。

医療費控除でインビザライン費用の一部が戻ってくる仕組み

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告を行うことで所得税・住民税の一部が還付される制度です。

ただし、インビザラインを含む歯列矯正の費用であっても、審美目的の歯列矯正は医療費控除の対象になりません。

医療費控除を利用できるのは、以下のような機能的な問題を治療する場合です。

  • 噛み合わせの悪さで咀嚼に問題が出る
  • 歯並びの悪さで発音に問題がある
  • 子供の成長過程で必要なものと考えられる

計算の基本的な仕組みは以下のとおりです。

  • 年間の医療費合計から10万円(または総所得金額の5%のいずれか低い方)を引いた金額が控除対象額
  • 控除対象額に所得税率を掛けた金額が、還付される所得税の目安

たとえば、矯正費用が88万円(税込)で所得税率が20%の方の場合、(88万円 − 10万円)× 20% = 約15.6万円が還付の目安となります。住民税の軽減分を加えると、さらに実質的な還付額が増えることがあります。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは、医療費控除の活用について院内でもご案内しており、追加費用なしのトータルフィー制を採用しているため、年間の支払い総額を把握したうえで確定申告の準備を進めやすい環境です。

民間の医療保険がインビザライン費用をカバーできるケース

民間の医療保険でインビザライン費用がカバーされるかどうかは、加入している保険商品の内容と矯正を開始したタイミングによって大きく異なります。正直にお伝えすると、一般的な医療保険では審美目的の矯正治療は給付対象外となっているケースがほとんどです。

一部の保険会社では矯正治療を補償対象に含む特約商品を提供している場合もありますが、矯正開始前からの加入が条件であることや、給付条件が厳しく設定されていることが多いです。

「矯正を始めてから保険に加入しよう」と思っている場合は、すでに治療が始まっている既往症として扱われるため、給付対象外となる可能性が高くなります。加入中の保険について確認したい場合は加入先の保険会社に直接問い合わせることをお勧めします。

デンタルローンを使ってインビザライン費用を月払いにする方法

デンタルローンとは歯科治療費専用の分割ローンです。クレジットカードの分割払いと似ていますが、デンタルローンで支払った金額は医療費控除の対象となる点が大きな特徴です(金利・手数料部分は除く)。

一括払いが難しい方にとって、費用の見通しを立てやすくする有効な手段のひとつです。デンタルローンを使う際に押さえておきたい点は以下のとおりです。

  • 信用情報や収入状況によって審査が必要であり、利用できない場合もある
  • 金利は金融機関・商品によって異なり、年利数%〜10%台が目安となることが多い
  • 返済回数は12〜120回など幅広く設定できる場合が多い

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは各種クレジットカード・電子マネー・デンタルローンに対応しています。また、このローンで支払った費用は医療費控除の対象として確定申告に活用できます。

追加費用なしのトータルフィー制と組み合わせることで、毎月の負担額と治療費の総額を明確にしたうえで判断いただけます。

インビザラインを総合歯科に相談するメリットは?

インビザラインを総合歯科に相談するメリットは?

インビザラインの相談先として思い浮かびやすいのは、矯正専門クリニックや審美専門歯科かもしれません。

ただ、総合歯科に相談することには、矯正専門院にはない独自のメリットがあります。

矯正専門院は矯正治療の技術と経験が豊富である一方、矯正中に発生しやすい虫歯や歯周病の管理、詰め物・かぶせ物の対応が院内ではできないケースがあります。矯正治療は1〜3年という長期間にわたるため、矯正以外の歯科トラブルが起きた場合にも同じ院内でスムーズに対応できることは患者さんにとって大きな安心材料になります。

また、矯正治療を始める前に虫歯・歯周病の状態を整える必要がある場合、総合歯科では初診から治療完了まで一貫して同じ医院で対応できます。矯正前の準備・矯正中のメンテナンス・矯正後の審美ケア(ホワイトニングなど)まで一院で管理できることは、通院の回数や手間を抑えることにもつながります。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは、一般歯科から矯正・インビザライン・インプラント・審美歯科まで院内で完結できる大型総合歯科です。インビザライン治療においてはプラチナエリート・プロバイダーの認定を受けており、矯正症例2,000件以上・インビザライン約700症例の実績を持っています。

まとめ

インビザラインへの不安が「費用の見通しが立たないこと」からくる場合、まずできることが2つあります。

1つ目は、医療費控除の概算を計算してみることです。

年間の矯正費用から10万円を引いた金額に、ご自身の所得税率を掛けることで還付の目安が出ます。

2つ目は、信頼できるクリニックで無料相談を受け、自分の歯並びの状態・治療プラン・費用の総額をしっかり確認することです。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは、初回相談からシミュレーションまで無料で対応しており、追加費用なしのトータルフィー制を採用しているため、費用の全体像を把握したうえで判断いただけます。デンタルローンのご相談も院内で承っています。

「保険が使えないなら難しいかも」で立ち止まるのではなく、まずは一度ご相談ください。

よくある質問

インビザラインに健康保険が使えない理由は何ですか?

健康保険は疾病・負傷の治療を対象とした制度です。インビザラインを含む審美目的の矯正治療は疾病の治療に該当しないと判断されるため、自由診療(保険適用外)となります。矯正装置の種類(ワイヤーかマウスピースか)にかかわらず、審美目的であれば同様に保険外です。

矯正治療で保険が使えるケースはありますか?

あります。代表的なのは以下の2つです。

  • 顎変形症と診断され外科手術(顎矯正手術)を伴う矯正治療を指定医療機関で受ける場合
  • 唇顎口蓋裂など特定の先天性疾患に起因する矯正治療を指定医療機関で受ける場合

なお、インビザラインは顎変形症の保険適用矯正装置として認められないことがあり、この場合はワイヤー矯正が用いられます。

医療費控除でインビザラインの費用はどれくらい戻りますか?

ご自身の所得税率によって異なりますが、たとえば矯正費用が88万円(税込)で所得税率が20%の方の場合、(88万円 − 10万円)× 20% = 約15.6万円が還付の目安となります。住民税の軽減分を加えると実質的な還付額はさらに増えます。確定申告が必要ですが、デンタルローンで分割払いした場合も対象となります。詳しくは国税庁のウェブサイトをご参照ください。

インビザラインを始める前にクリニックで確認しておくべきことは?

特に費用面では以下の点を確認することをお勧めします。

  • 治療費の総額に管理料・保定料が含まれているかどうか
  • デンタルローンや分割払いに対応しているかどうか
  • 医療費控除について院内でサポートしてもらえるかどうか

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは追加費用なしのトータルフィー制を採用しており、初回相談・シミュレーションを無料でご提供しています。費用の全体像を確認してから判断いただける環境を整えています。

矯正中に虫歯ができた場合、矯正専門院と総合歯科でどう違いますか?

矯正専門院では虫歯治療ができない場合があり、別の歯科への受診が必要になることがあります。総合歯科であれば、矯正・虫歯・歯周病管理・ホワイトニングまで院内で一貫して対応でき、通院の手間が省けます。芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは一般歯科から矯正まで院内で完結しているため、矯正中のトラブルにもスムーズにご対応できる体制を整えています。