インビザライン矯正ガイド

インビザラインで過蓋咬合は治せる?「顔が伸びる」噂の真相と費用・期間を歯科医が解説!

インビザラインで過蓋咬合は治せる?「顔が伸びる」噂の真相と費用・期間を歯科医が解説!
芦屋M&S歯科・矯正クリニックのインビザライン

インビザライン(ライト)120回払いの場合

この記事のポイントは?

  • 過蓋咬合の多くはインビザライン単独で治療可能
  • バイトランプを活用した奥歯の挺出と前歯の圧下によって噛み合わせの深さを改善できる
  • 治療成功にはクリニック選びが最重要で、プラチナプロバイダー以上の実績と3Dシミュレーションによる事前確認ができる医院を選ぶことが大切

インビザラインで本当に過蓋咬合(ディープバイト)を治せるの?」「治療すると顔が伸びるって聞いたけど大丈夫?」

過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯をどの程度覆っているか(オーバーバイトと呼びます)によって重症度が分類され、治療の方針も変わってきます。

今回は過蓋咬合で長く悩まれている方のために、インビザライン治療実績プラチナエリートプロバイダーであるM&S歯科・矯正クリニックの歯科医が、過蓋咬合治療のすべてを解説します。治療の仕組みから費用・期間の目安、そして気になる「顔の変化」の真相まで分かりやすくお伝えします。

芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長 松岡伸輔

芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長の松岡です。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは2003年に兵庫県芦屋市で開院しました。医師全員がインビザライン治療(マウスピース治療)・小児矯正・咬合誘導で秀でています

インビザライン治療では1年間の症例数実績によって表彰される「プラチナエリートステータス」に公式認定されています。

このブログで、インビザラインを始めとするマウスピース矯正、ワイヤー矯正など歯並びに関するさまざまな疑問にお答えします。もし、このブログで分かりにくい点がありましたら、お気軽にお問合せください。

インビザラインで過蓋咬合は治療できる?

インビザラインで過蓋咬合は治療できる?

「マウスピースだけで、本当に噛み合わせの深さを改善できるの?」これは、過蓋咬合でインビザラインを検討している患者様からよくいただく質問です。

結論から言えば、インビザラインで過蓋咬合の治療は可能です。ただし、すべての症例に対応できるわけではなく、重症度や原因によっては他の治療法との併用が必要になることもあります。

インビザラインで過蓋咬合を治す2つのアプローチ

インビザラインで過蓋咬合を改善する際には、主に以下の2つの歯の動かし方を組み合わせて治療を行います。

  • 奥歯の挺出(ていしゅつ)
  • 前歯の圧下(あっか)

挺出とは、歯を引っ張り出すように動かすことを指します。沈み込んでいる奥歯を引き上げることで噛み合わせの高さを確保します。

圧下とは、歯を歯茎の方向(骨の中へ)押し込むように動かすことです。伸びすぎている上下の前歯を適正な位置まで沈めることで噛み合わせを浅くします。

この2つの動きを適切に組み合わせることで、深すぎる噛み合わせを正常な状態へと導いていくのです。

過蓋咬合治療の心強い味方バイトランプとは?

過蓋咬合のインビザライン治療では、バイトランプと呼ばれる補助装置が重要な役割を果たします。

バイトランプとは、上顎のマウスピースの裏側(上の前歯の裏あたり)に設置される突起のことです。マウスピースを装着して口を閉じると、下の前歯がこのバイトランプに当たる設計になっています。

バイトランプが下の前歯に当たることで、奥歯が深く噛み込むのを防ぐ効果があります。さらに、前歯に適度な圧力がかかることで圧下を促進し、奥歯には相対的に挺出の力がかかるようになります。

このバイトランプがあることで、マウスピースだけでは難しかった過蓋咬合の治療が効果的に行えるようになりました。

インビザラインが適用できる過蓋咬合の条件

インビザラインで過蓋咬合を治療できるかどうかは、症状の重症度や原因によって異なります。

軽度〜中重度の過蓋咬合であれば、多くのケースでインビザライン単独での治療が可能です。歯の位置や傾斜が原因の過蓋咬合は、インビザラインが得意とする分野と言えます。

一方で、重度の過蓋咬合や、骨格そのものに問題がある場合は、インビザライン単独では十分な効果が得られないことがあります。この場合は、ワイヤー矯正との併用や、場合によっては外科矯正が検討されます。

大切なのは、治療前の精密診断です。

M&S歯科・矯正クリニックでは、iTeroと呼ばれる口腔内スキャナーの最新機器を使用した3Dシミュレーションを行い、インビザラインでどこまで改善が見込めるかを事前にお見せしています。

インビザラインとワイヤー矯正、過蓋咬合にはどちらが良い?

インビザラインとワイヤー矯正、過蓋咬合にはどちらが良い?

過蓋咬合の治療を検討するとき、「インビザラインとワイヤー矯正、どちらを選べばいいの?」と迷う方は多いでしょう。それぞれに特徴があり、向いている方・向いていない方がいます。

ここでは両者を比較し、自分に合った治療法を選ぶためのポイントをお伝えします。

【比較表】過蓋咬合治療におけるインビザラインvsワイヤー矯正

比較項目 インビザライン ワイヤー矯正
見た目 透明で目立たない 金属が目立つ(白色装置もあり)
痛み 比較的少ない 調整後痛みが出ることあり
取り外し 可能(食事・歯磨き時) 不可
装着時間 1日20〜22時間必要 常時装着
通院頻度 1.5〜2ヶ月に1回程度 月1回程度
治療期間 2年〜2年半程度 2年〜2年半程度
費用相場 80万〜120万円 70万〜120万円
適応症例 軽度〜中重等度 ほぼすべて
自己管理 必要 不要

インビザラインは、透明で目立ちません。そのため、営業職や接客業など人前に出るお仕事の方にも適しています。

また、取り外しができるため、食事や歯磨きの際に装置を気にする必要がありません。

一方、1日20〜22時間の装着が欠かせません。取り外しができてしまうからこそ自己管理が必要となります。

また、重度の過蓋咬合には対応できないケースがあります。

骨格的な問題が大きい場合や、歯の移動距離が非常に大きい場合はワイヤー矯正のほうが適していることもあります

どちらの治療法が適しているかは、お口の状態や生活スタイルによって異なります。カウンセリングで両方の選択肢について説明を受け、ご自身に合った方法を選んでください。

インビザラインが向いている方

  • 矯正中であることを周囲に知られたくない
  • 人前に出る仕事をしている
  • 装着時間を守る自己管理ができる
  • 軽度〜中重等度の過蓋咬合と診断された
  • 食事や歯磨きで装置を外せる利便性を重視したい

ワイヤー矯正が向いている方

  • 重度の過蓋咬合と診断された
  • 自己管理に自信がない、つけ忘れが心配
  • できるだけ短期間で治療を終えたい
  • 見た目より治療効果を優先したい
  • 費用をできるだけ抑えたい(表側矯正の場合)

気になる過蓋咬合の矯正費用と治療期間の目安

気になる過蓋咬合の矯正費用と治療期間の目安

矯正治療を検討するうえで、費用と期間は非常に気になるポイントでしょう。

ここでは、インビザラインで過蓋咬合を治療する場合の費用相場と治療期間の目安について解説します。

インビザラインで過蓋咬合を治療する費用相場

インビザラインで過蓋咬合を治療する場合の費用は、80万〜120万円程度が相場です。

この費用には一般的に、初診・検査・診断料、治療計画の作成、マウスピースの製作費、定期的な調整・確認、治療後の保定装置(リテーナー)などが含まれます。

ただし、クリニックによって料金体系は異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。

インビザラインライト(部分矯正)で治療できる?

過蓋咬合の治療は、軽度のすきっ歯や軽い叢生(ガタガタ)の治療に比べると、やや複雑な歯の動かし方が必要になります。

そのため、「インビザラインライト」などの部分矯正プランでは対応できず、全体矯正(インビザライン・コンプリヘンシブなど)が適用されるケースがほとんどです。

治療期間は2年〜3年が目安

過蓋咬合をインビザラインで治療するための期間は、2年〜3年程度が一般的な目安です。

過蓋咬合の治療では、前歯の圧下と奥歯の挺出という複雑な動きを同時に行う必要があるため、単純な叢生の治療などに比べると治療期間が長くなる傾向があります。

軽度の過蓋咬合であれば1年半程度で治療が完了する患者様もおられます。しかし、逆に重度のケースやワイヤー矯正との併用が必要な場合は、2年半〜3年以上かかることもあります。

また、矯正治療には保定期間も必要です。歯を動かし終わった後、リテーナー(保定装置)を装着して歯の位置を安定させる期間で、通常1〜2年以上継続します。

この期間を含めると、治療開始から完全に終了するまでには3〜4年程度を見込んでおくと良いでしょう。

後悔しない過蓋咬合治療でのクリニック選び5つのポイント

後悔しない過蓋咬合治療でのクリニック選び5つのポイント

インビザラインで過蓋咬合を治療する際、クリニック選びは治療の成否を左右する重要な要素です。同じインビザラインでも、担当医の経験や技術によって結果は大きく異なります。

後悔しないために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

  1. インビザラインの症例実績(プロバイダーステータス)を確認する
  2. 過蓋咬合の治療実績があるか確認する
  3. 3Dシミュレーションで治療後のイメージを共有してもらえるか
  4. 料金体系が明確で追加費用の説明があるか
  5. セカンドオピニオンを活用して比較検討する

インビザラインの症例実績(プロバイダーステータス)を確認する

インビザライン治療を提供するクリニックには、年間症例数に応じたプロバイダーステータスが付与されています。

ステータスは上から順に以下ステータスになります。

  • レッドダイヤモンド: 1001症例以上
  • ブルーダイヤモンド: 751~1000症例
  • ブラックダイヤモンド: 401~750症例
  • ダイヤモンド: 151~400症例
  • プラチナエリート: 101~150症例
  • プラチナ: 51~100症例
  • ゴールド: 21~50症例
  • シルバー: 11~20症例
  • ブロンズ: 10症例未満

プラチナ以上のステータスを持つクリニックは、相当数の症例経験があり、さまざまなケースに対応してきた実績があります。

過蓋咬合のようなやや難しい症例を任せるなら、プラチナプロバイダー以上のクリニックを選ぶと安心です。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは、プラチナエリートステータスを取得しており、過蓋咬合を含む多くの症例に対応してきた実績があります。

過蓋咬合の治療実績があるか確認する

インビザラインの総症例数だけでなく、過蓋咬合の治療実績があるかどうかも確認しましょう。

過蓋咬合は、叢生やすきっ歯などの一般的な症例に比べると、治療計画の立案が難しい症例です。バイトランプの設計や、挺出・圧下のバランスなど、経験に基づいたノウハウが求められます。

カウンセリング時に、「過蓋咬合の治療経験はどのくらいありますか?」「同じような症例のビフォーアフター写真を見せていただけますか?」と尋ねてみてください。

実績のあるクリニックであれば、症例写真を見せながら具体的に説明してくれるはずです。

3Dシミュレーションで治療後のイメージを共有してもらえるか

インビザライン治療の大きな特徴のひとつが、3Dシミュレーション(クリンチェック)です。治療前に、歯がどのように動いていき、最終的にどのような歯並びになるかを動画で確認できます。

このシミュレーションを活用すれば、「顔が伸びるのでは?」「思った結果と違ったらどうしよう」といった不安を事前に解消できます。気になる点があれば、シミュレーションの段階で担当医に相談し、治療計画を調整することも可能です。

カウンセリング時に3Dシミュレーションを見せてもらえるか、また、シミュレーション結果に基づいて十分な説明を受けられるかはクリニック選びの重要なポイントです。

料金体系が明確で追加費用の説明があるか

矯正治療は長期にわたるため、料金体系が明確であることは非常に大切です。

確認しておきたいのは以下の点です。

  • 提示された費用に何が含まれているか
  • 追加でマウスピースが必要になった場合の費用は含まれているか
  • 保定装置(リテーナー)の費用は含まれているか
  • 通院のたびに調整料がかかるか

「80万円定額と聞いていたのに、結局100万円以上かかった」というトラブルを避けるためにも、最初にしっかり確認しておきましょう。信頼できるクリニックであれば、これらの点について丁寧に説明してくれます。

セカンドオピニオンを活用して比較検討する

ひとつのクリニックで決めず、複数のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。

クリニックによって、治療計画や費用、対応の仕方は異なります。セカンドオピニオンを活用することで、自分の症例に対する見解を比較でき、より納得のいく選択ができます。

また、カウンセリングを受けることで、担当医との相性やクリニックの雰囲気も確認できます。

矯正治療は2年以上の長いお付き合いになりますから、「この先生になら安心して任せられる」と感じられるかどうかは、とても大切な判断材料です。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでも無料カウンセリングを実施していますので、他院と比較検討する際のセカンドオピニオンとしてもぜひご活用ください。

まとめ

過蓋咬合は、見た目の問題だけでなく、顎関節症や歯の摩耗、歯周病など、将来的な健康リスクにもつながる噛み合わせの問題です。

軽度〜中等度であればインビザライン単独で治療できます。

治療成功のポイントはクリニック選びです。プラチナプロバイダー以上の実績、過蓋咬合の治療経験、3Dシミュレーションの活用が大切です。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは、6名の経験豊富なドクターが在籍する大型総合歯科医院です。インビザライン治療実績でプラチナエリートステータスを取得しており、過蓋咬合を含む多くの症例に対応してきた実績があります。

「自分の過蓋咬合はインビザラインで治療できるの?」「治療後の顔の変化が気になる」という方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

よくある質問

過蓋咬合はインビザラインだけで本当に治りますか?

軽度〜中重等度の過蓋咬合であれば、インビザライン単独で治療できるケースがほとんどです。

インビザラインには、奥歯を引っ張り上げる挺出と、前歯を押し込む圧下という2つの動きを組み合わせて噛み合わせを改善する仕組みがあります。さらにバイトランプという補助装置を活用することで効果的に過蓋咬合を改善できます。

ただし、重度の場合や骨格に原因がある場合は、ワイヤー矯正との併用や外科矯正が必要になることもあります。治療前の精密検査で適用可能かどうかを判断しますので、まずはご相談ください。

過蓋咬合の矯正で顔が変わってしまうことはありますか?

適切な治療計画のもとで行う矯正治療であれば、顔が不自然に変化することはありません。「顔が伸びる」「しゃくれる」と感じるのは、過蓋咬合によって押し込まれていた下顎が本来の位置に戻ることで生じる変化です。

多くの場合、Eライン(横顔のバランス)が整い、顔全体の印象が良くなります。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは3Dシミュレーションで治療後のイメージを事前にご確認いただけますので、不安な方はぜひカウンセリングでお伝えください。

治療期間はどのくらいかかりますか?

過蓋咬合のインビザライン治療期間は、2年〜3年程度が一般的な目安です。

過蓋咬合は前歯の圧下と奥歯の挺出を同時に行う必要があり、治療計画が複雑になるため、単純な歯並びの矯正より長めになる傾向があります。

軽度であれば1年〜1年半、重度の場合は3年以上かかることもあります。また、歯を動かした後の保定期間(リテーナー装着)も1〜2年以上必要です。

過蓋咬合はどのようなクリニックで治療を受けるべきですか?

過蓋咬合のインビザライン治療は、経験豊富なクリニックを選ぶことが成功のポイントです。

インビザラインのプロバイダーステータスがプラチナ以上であること、過蓋咬合の治療実績があること、3Dシミュレーションで治療後のイメージを事前に確認できること、などを基準に選ぶと良いでしょう。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは、インビザラインプラチナステータスを取得しており、過蓋咬合を含む多くの症例に対応した実績があります。無料カウンセリングも実施していますので、まずはお気軽にご相談ください。