


インビザラインの矯正が始まったら、歯科医からチューイーを使用してマウスピースを装着するよう勧められます。
実は他院から移ってこられる患者さんの中にはチューイーの正しい使い方を知らないまま使っている方も多く、使い方に個人差が大きいようです。
正しくチューイーを使わないとインビザラインの矯正効果を下げ、治療期間を余計に延ばす恐れがあります。

- インビザラインのチューイーとは?どんな効果があるの?
- チューイーの正しい使い方は?
- チューイーの代わりに使えるものは?
クリックできる目次
インビザラインのチューイーとは?
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インビザラインのチューイーは、マウスピースを着けた後に噛む器具です。
上記画像のようなロール状のチューブで、マウスピースと歯を確実に密着させるために使用します。

歯科医院で手に入りますがネット通販でも購入でき、2~3個セットを数百円ほどで購入できます。
奥歯に使いやすい棒キャンディーのようなタイプや、ミントなどのフレーバーがついたタイプもあります。

チューイーの効果は?
チューイーをしっかり噛むことで、歯とマウスピースをしっかり密着させられます。
インビザラインは、まず歯にアタッチメントを貼り着け、そこにマウスピースを装着し歯に力をかけ移動させます。

チューイーをしっかり噛むことで歯とマウスピースの密着度を高め、治療計画通りに歯を動かすことができます。
しっかり噛まないとどうなるの?
マウスピース装着時にチューイーをしっかり噛まないと、結果的に治療期間が余分に延びる恐れがあります。

歯とマウスピースが密着していないと、歯の表面のアタッチメントから歯に力が伝わりません。
計画通りに歯が動かずマウスピースがだんだん合わなくなると、マウスピースを作り直さなければなりません。
もう一度最初から型取りをし、データを米国アライン・テクノロジー社に送る必要があります。
輸送と歯型の3Dデータへの変換には、2週間ほど要します。
ですから、マウスピース装着の度にチューイーを噛むことは大切なのです。

次の段階のマウスピースは、現時点での歯並びよりも2週間ほど先の歯並びとなっているからです。
その場合は、チューイーを普段よりも長い時間噛むことでマウスピースをフィットさせることができます。
チューイーを噛むと痛いというのは本当?対処法は?
チューイーの使用に慣れるまでは、歯が押される感覚や圧迫感により痛みを感じることもまれにあるようです。
ほとんどの場合数日たつと慣れますので、様子を見てください。

-
- マウスピースの装着時間を守っていない
- チューイーを正しく使用していない
- 新しいマウスピースに交換した
特に、新しいマウスピースと交換したときは痛みが出やすいようです。
チューイーを使用する際は、徐々に力を入れながら噛んでください。

歯科医に相談し指示を仰ぎましょう。
チューイーの正しい使い方

- チューイーを使う順序
- 使用する時間
- 洗い方・交換時期
チューイーを使う順序
マウスピースを装着時にチューイーを使用する際、以下のステップを踏むようお勧めしています。
- マウスピースの装着は前歯から
- チューイーを歯でしっかり噛む
- 噛む場所は前歯から奥歯の順で
1.マウスピースの装着は前歯から
チューイーを噛む前に、まずはマウスピースを前歯から、それから奥歯の方に順に両手の指で押しながら確実に密着させます。

無理に押し込むとマウスピースの変形や破損の恐れがあり、痛みが出ることもあるからです。
この段階では全部を歯に密着させるのではなく、8割ほどの装着で十分です。
2.チューイーを歯でしっかり噛む
マウスピースを手ではめたらすぐチューイーをしっかり噛み、マウスピースをしっかり押し込みます。

チューイーは簡単に噛み切れるものではないので大丈夫です。
3.噛む場所は前歯から奥歯の順で
チューイーを使う際は「前歯→隣の歯→奥歯」の順に噛むようにして下さい。
マウスピースを手で装着するのと同じ順序です。
前歯の部分のマウスピースがきちんとフィットしたら、次は隣の歯へと順に移動します。

最後に奥歯でチューイーを数回噛みマウスピースをしっかりはめ込みましょう。
全ての歯でまんべんなく均等にチューイーを噛んでください。
使用する時間
チューイーを噛む時間は、基本的にマウスピース装着時に2~3分ほど使用します。

洗い方・交換時期
チューイーの使用後は、マウスピースと同じく必ず水洗いをして乾燥させてください。
チューイーは繰り返し使用できますが消耗品です。
弾力がなくなったり、破れや穴が開きはじめたら交換しましょう。

毎回の使用前にチューイーの弾力をチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。
マウスピースを交換するときに、チューイーも一緒に交換する方もおられます。
チューイーの代わりに使えるもの
予備のチューイーを購入し忘れたり、外出の際に紛失する方も少なくないようです。

- 丸めたキッチンペーパーやティッシュペーパー
- 厚手で小さめのタオル
- ティッシュやガーゼを巻いた割りばし
- 歯固め(赤ちゃんが歯を丈夫にするための玩具)
ただこれらの代用品は、ある程度の硬さはありますがチューイーのような弾力性はありません。

歯固めは、形によっては奥歯の部分が噛みにくいかもしれません。
あくまで一時的の代用品と考えて、早めに新しいチューイーを購入しましょう。
まとめ
チューイーの使用は、治療の仕上がりを左右する大切な役割があります。
マウスピースと同様、歯科医の指示を守らないと矯正期間や治療費が余分にかかるので注意してください。

もしかすると、マウスピースや口内環境に問題があるかもしれません。
少しでも不安に思ったら、インビザライン矯正の症例が豊富な歯科医院に相談してください。
特に複数の歯科医がいる総合矯正歯科医院なら、インビザライン以外の症例にも対処してくれるので安心して任せられるでしょう。

インビザライン・プラチナ認定 芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長
国立鹿児島大学 歯学部卒業後、京都での10年間の勤務医を通して幅広い治療経験を積む。
2003年に兵庫県芦屋市で芦屋M&S歯科・矯正クリニックを開院。
「原因はわからないけど痛みや違和感がある」、いわゆる不定愁訴を総合的に原因特定していく治療を得意とする
モットーは“患者様、スタッフ、そして自分自身も笑顔で”
芦屋M&S歯科・矯正クリニックは医師全員がインビザライン治療(マウスピース治療)・小児矯正・咬合誘導で秀でているのが特徴。
地域に根差した通いやすい駅チカ歯科でありながら6人の歯科医が在籍する大型総合歯科医院。
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