この記事の概要は?
マウスピースが口臭の原因になるって聞いたけど本当?
インビザラインを洗浄する頻度は?
インビザラインおすすめの洗浄剤は?
従来のワイヤー矯正のブラケットと異なり、自分でマウスピースを取り外せて洗浄できるインビザラインは衛生面で大きなアドバンテージがあります。
しかし、マウスピースを長時間装着したままなので、口臭などのトラブルにつながらないか不安にもなる方も多いでしょう。
正しい洗浄の仕方や保管方法で迷っている矯正中の方も多いのではないでしょうか。
インビザラインを正しく洗浄できないと、治療期間を不要に延ばしてしまい、費用も余計にかかりかねません。
今回の記事では、以下の点を分かりやすくご説明します。
- マウスピースの洗浄を怠ると起こりやすい口内トラブル
- インビザラインを正しく洗浄する3つの方法
- 洗浄する際の注意点・保管方法
インビザライン矯正治療の流れ・費用についてはこちらで詳しく説明しています。
こちらにインビザラインでできること・できないことを把握したい方に必要な情報をまとめています。
マウスピースの洗浄を怠るとどうなる?
インビザラインのマウスピースをきちんと洗浄しないと、以下のような口内トラブルが起きやすくなります。
- 虫歯や歯周病
- 口臭
虫歯や歯周病が発生すると、一度矯正を止めて優先して治療しなければなりません。
治療に余計なお金がかかりますし、結果として矯正期間も長引いてしまいます。
マウスピースは毎日20時間以上装着する必要がありますし、同じ装置を2週間ほど使用します。
マウスピースの汚れを放置すると細菌の温床になり、虫歯や歯周病の発生リスクを高めるのです。
インビザラインの汚れを洗浄せず放置すると、口臭の原因にもなります。
汚れの原因となるカビや細菌が口内で増えるからです。
さらにマウスピース装着中は、通常時より唾液が出にくくなる方もおられるようです。
唾液の分泌量が少ないと口内の良い環境を保ちにくくなり、口臭の原因となるでしょう。
マウスピースを汚さないために気をつけることは?
不必要に治療期間を延ばさないよう、無駄な出費を避けるためにも、マウスピースをできるだけ汚さない生活習慣が重要です。
マウスピースを汚さないためには以下の2つの点に注意しましょう。
食事の際にはマウスピースを外す
マウスピースを着けたまま食事をすると、装置に汚れが付着する、あるいは装置を破損させる危険があります。
マウスピースを着けたままタバコを吸わない
マウスピースを装着したままタバコを吸うと、ニコチンがマウスピースに付き変色の原因となります。
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インビザラインを正しく洗浄する3つの方法
インビザラインの正しい洗浄の仕方として、基本的な3つの方法があります。
- 水洗いする
- 歯ブラシを使う
- 専用洗浄剤を使う
間違った方法でマウスピースを洗うと、装置にダメージを与えてしまう場合もあるので注意しましょう。
水洗いする
インビザラインの洗浄は、簡単なお手入れであれば水洗いで十分です。
マウスピースを指でやさしくこすり汚れを浮かせながら、お湯ではなく水で洗い流してください。
目につきにくい場所の汚れ、特に食べ残しの取れにくい隙間の汚れは念入りにチェックしてください。
歯ブラシを使う
もし指でこすっても汚れが取れない場所は、やわらかめの歯ブラシを使いやさしくこすってください。
硬毛タイプの歯ブラシを使うとマウスピースに傷をつけてしまいます。
かならず軟毛タイプの歯ブラシを使ってください。
また、歯磨き粉、特に研磨剤が入っているものは使用しないでください。
研磨剤はインビザラインの表面に傷をつけてしまうからです。
「やわらかめ」と表記されている軟毛タイプを使い、歯磨き粉などは何もつけずにやさしくこすりましょう。
専用洗浄剤を使う
インビザラインの汚れが水洗いで落ちない場合には、マウスピース専用の洗浄剤を使ってください。
専用洗浄剤であれば消臭・殺菌効果などがあり、いやな臭いや黄ばみの対策もできます。
専用タイプを使用しないと、マウスピースが変形、劣化することもあるので注意が必要です。
一般的な漬け置きタイプ洗浄剤では、水やぬるま湯を使って5~15分ほど漬け置きするだけでマウスピースを洗浄できます。
マウスピースを指や歯ブラシでこする必要がありません。
食事中に洗浄剤に漬けて置き、食後に洗浄剤を洗い流したらすぐに装着できるのはメリットでしょう。
市販のマウスピース専用洗浄剤は、一般のドラッグストアや薬局で購入可能です。
芦屋M&S歯科・矯正クリニックの受付では、インビザライン社の「インビザライン•クリーニングクリスタル」という専用洗浄剤を販売しています。
インビザラインを洗浄する際の6つの注意点
インビザラインを洗浄する際の注意点として、以下の6点をご説明します。
- インビザラインの洗浄頻度を守る
- 煮沸消毒をしない
- アルコール消毒をしない
- 歯磨き粉で洗浄しない
- 歯ブラシは軟毛タイプを使う
- 洗浄後はきちんと乾燥させる
マウスピースの手入れや保管の仕方は、歯科医の指示をきちんと守りましょう。
インビザラインの洗浄頻度を守る
基本的に毎日洗浄する習慣を身につけましょう。
インビザラインを外すたびにさっと水洗いをし、夜の食事や入浴の間に洗浄剤に漬け置くのがベストです。
洗浄せずに翌日またマウスピースを着けると、汚れがそのまま20時間さらに歯に密着します。
歯の汚れは、虫歯や歯周病のリスクをさらに高めます。
虫歯や歯周病を防ぐためにも、インビザラインについた汚れはその日のうちに落とすことを徹底しましょう。
煮沸消毒をしない
マウスピースを煮沸洗浄してはいけません。
煮沸洗浄をするとインビザラインが変形してしまい、場合によっては溶けてしまうこともあります。
作り直しが必要となるので、追加で費用がかかり治療期間も延びるでしょう。
40度くらいまでであれば変形することはありません。
水もしくは40度くらいまでのぬるま湯で洗浄をするようにしましょう。
アルコール消毒をしない
インビザラインをアルコールで消毒すると変形してしまうことがあります。
必ず水や40度くらいまでのぬるま湯、専用の洗浄剤を使うようにしましょう。
歯磨き粉で洗浄しない
洗浄の際に歯磨き粉、特に研磨剤が入っているものは使用しないでください。
研磨剤はインビザラインの表面に傷をつけてしまうからです。
歯磨きを行う延長で、ついでにマウスピースも磨いてしまおうと考える方も多いようですが、微量の研磨剤であってもマウスピースを傷つけかねません。
マウスピースに傷がつくと、細菌が溜まりやすくなり口臭の原因となります。
汚れが取れないときには、必ず洗浄剤を使ってきれいに洗い流しましょう。
歯ブラシは軟毛タイプを使う
歯ブラシでマウスピースを洗浄する際は、軟毛タイプの歯ブラシを使いましょう。
硬毛タイプの歯ブラシを使うとマウスピースに傷をつけてしまいます。
「やわらかめ」と表記されている軟毛タイプを使い、歯磨き粉などは何もつけずにやさしくこすりましょう。
洗浄後はきちんと乾燥させる
マウスピースの洗浄をした後は、しっかりと乾かしてから装着しましょう。
濡れたまま装着をすると、細菌の温床となり口臭などの口内トラブルの元となります。
洗浄をした後は、ティッシュやタオルでしっかりと水分をふき取って乾かしてください。
時間がある場合は、インビザライン専用のケースにティッシュを敷いた上にマウスピースを置き、ふたを開けたまま乾燥させてください。
インビザラインの保管の仕方は?
マウスピースを保管する際は、付属されている専用ケースを必ず使用してください。
ケースに入れずに放置すると、ホコリを被るため不衛生になったり、紛失や破損するなどの危険もあるからです。
マウスピースを外したら専用ケースに保管する、という習慣を徹底しましょう。
まとめ
インビザラインは痛みが少なく日常生活を快適に過ごせますが、マウスピースを洗浄する習慣を必ず守ってください。
口臭や虫歯などが発生しやすく治療計画に悪影響を与えるからです。
ただマウスピースを洗浄しても、口臭など口内トラブルが改善されない場合もあります。
マウスピースの洗浄や歯磨きをよくしているのに口内トラブルが発生する場合は、早めに担当の歯科医にご相談ください。
口内トラブルの本当の原因を早く突き止めるためにも、矯正治療の実績が多い歯科医院を探しましょう。
インビザライン公式サイトから矯正歯科医を探すと、余分な中間コストを省いた料金で信頼度の高いインビザライン矯正を始められます。
芦屋M&S歯科・矯正クリニックも、インビザライン公式サイトに「インビザラインで歯列矯正ができる歯科医院」として登録されています。
所属している歯科医が多い総合矯正歯科を選ぶなら、口内トラブルの対応を含む様々な症例に対応してくれるでしょう。
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