歯並び症状別

出っ歯は自力で治せる?5つの治し方を専門歯科医が徹底解説

出っ歯は自力で治せる?5つの治し方を専門歯科医が徹底解説
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出っ歯を治すために矯正をしたいけれどどんな治し方があるのかわからない
どのように治し方を選ぶのだろうか?

前歯は笑ったときに見える部分のため、出っ歯をどうにか改善したいと悩んでいる方が多いです。

出っ歯の治し方について現役の矯正歯科医が、期間や費用、特徴など余すことなく解説します。

自力で治せるかどうかについても紹介していきますので、参考にしてください。

っ歯の原因、対策方法、似た症状の他の症例がわかる記事を以下でまとめています。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは、出っ歯に長く悩んできた多くの患者様の症例を解決してきた実績があります。

患者様の理想の歯並びや予算をじっくりヒアリングして、ベストの矯正方法を提案させていただきます。記事を読まれた後に、お気軽に問い合わせフォームからお問合せください。

芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長 松岡伸輔

芦屋M&S歯科・矯正クリニック理事長の松岡です。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは2003年に兵庫県芦屋市で開院しました。医師全員がインビザライン治療(マウスピース治療)・小児矯正・咬合誘導で秀でています

インビザライン治療では1年間の症例数実績によって表彰される「プラチナステータス」に公式認定されています。

このブログで、インビザラインを始めとするマウスピース矯正、ワイヤー矯正など歯並びに関するさまざまな疑問にお答えします。もし、このブログで分かりにくい点がありましたら、お気軽にお問合せください。

出っ歯を自力で治すことは可能?

出っ歯を自力で治すことは可能?

出っ歯を始めとする矯正治療の対象となる歯並びは、自力で治すことはほぼ不可能に近いです。

審美目的の歯列矯正治療は、原則として公的保険が使えない自費診療の治療になります。

そのため、治療費が数十万円かかることも多く、自力で治すことができないかと気になっている方もいるのではないでしょうか。

なぜ自力で治すことができないのかを見ていきましょう。

出っ歯を自力で治すことができない理由

出っ歯を自力で治すのが難しいのは以下の2つの理由です。

  • 出っ歯を治すためには歯を動かす必要がある
  • 歯を動かすために力をかけ続けなければいけない

出っ歯の原因は大きくわけて2つあり、生まれつきの骨格によるもの、癖などで歯の角度が斜めになっているものにわけられます。

どちらの原因も出っ歯を治すためには、奥にずらしたり向きを変えたりと歯を動かす必要があるのです。

さらに細かく分類した出っ歯の原因をこちらの記事で分かりやすく解説していますので併せてごらんください。

歯を動かすためには、歯の根元に力をかけ続ける必要があります。

自分で力をかけ続けるのは難しいため自力で治すことができないのです。

指で押して直そうとするのも危険です。

関西随一の実力派プラチナ認定医芦屋M&S歯科・矯正クリニックに歯並び矯正をお気軽にご相談ください。

出っ歯の治し方5選

出っ歯を治すためには、以下の5つの治し方があります。

  1. マウスピース矯正
  2. ワイヤー矯正
  3. 裏側矯正
  4. セラミック矯正
  5. 外科手術

マウスピース矯正とワイヤー矯正、裏側矯正には、歯全体を矯正する全体矯正と一部分の部分矯正の取り扱いもあります。

全体矯正でないと治せないのか、部分矯正でも治せるのかなど、どの治療方法が適応なのかは1人ひとり異なります。

必ず、自己判断せずに矯正歯科のカウンセリングで診てもらうようにしましょう。

それでは、1つずつメリット・デメリット、費用の相場など詳しく解説していきます。

マウスピース矯正

インビザラインをはじめ、透明な医療用のマウスピース(アライナー)を使って出っ歯を治していくのがマウスピース矯正です。

患者さまの歯並びを元に作成し、希望とする歯並びに合わせてマウスピースを作成します。

治療の期間は、全体矯正が1年半〜3年ほど、部分矯正が半年〜1年ほどです。

費用の相場はマウスピース矯正の代表的なブランドのインビザラインであれば、全体矯正が80万円〜120万円、部分矯正が40万円〜60万円となっています。

マウスピース矯正のメリットとデメリットは以下のようになっています。

【メリット】

  • 透明で目立たないため矯正していることが他の人にばれにくい
    マウスピース矯正を選ぶ方に最も多い理由です。
  • 他の矯正方法よりも痛みの程度が低い
  • 自分で外すことが可能で食事の制限がない

【デメリット】

  • ブランドによっては適応となる症例が限られる
  • 長時間の装着時間が必要

マウスピース矯正は、ブランドによっては適応できない症例もあるため、世界で一番選ばれている代表的なブランドのインビザラインを軸に検討してみてください。

マウスピース矯正の各ブランドのメリット・デメリット、価格をこちらの記事で分かりやすく比較しています。

また、痛みの程度が低いため、痛みが苦手な方にもおすすめの治療方法となっています。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯に器具を装着し、ワイヤーの力を利用して歯を動かす治療方法です。

マウスピース矯正と同じように、全体矯正と部分矯正があります。

治療の期間は全体矯正が2〜3年ほど、部分矯正は半年〜1年程となっています。

費用の相場は全体矯正が50万円〜100万円、部分矯正が20万円〜40万円です。

ワイヤー矯正のメリット・デメリットは以下のようになっています。

【メリット】

  • 他の矯正方法よりも歯を早く動かせる
  • 適応となる歯並び症例の範囲が広い

【デメリット】

  • 痛みの程度が強い
  • ワイヤーを装着したままなので食事の制限がある

口内環境や症例によっては、マウスピース矯正とワイヤー矯正を組み合わせて治療をすることもあります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較、及び併用の方法についてはこちらの記事で解説しています。

裏側矯正

裏側矯正は、ワイヤー矯正と同じ器具を歯の裏側に着けて歯を動かす方法です。

治療の期間は、全体矯正が2〜3年ほど、部分矯正が半年〜1年ほど、費用の相場は全体矯正では90万円〜150万円ほど、部分矯正が30万円〜60万円ほどとなっています。

裏側矯正は、高度な技術が必要で専門性が高い治療法です。

そのため、費用がワイヤー矯正よりも高くなる傾向があります。

メリットは、ワイヤー矯正と同様に歯を早く動かせることですが、歯の裏側に器具を装着するためワイヤー矯正ほど目立ちません。

しかし、痛みの程度が比較的大きくなる点がデメリットとなります。

セラミック矯正

セラミック矯正は前歯を削って、そこにセラミッククラウンと呼ばれる被せ物を入れる治療方法です。

出っ歯の度合いが軽度・中度の方のみが適応です。

他の治療方法とは異なり、抜歯をしたり歯を動かしたりせずに治療をすることができますが、前歯を小さくする必要があり、削るときに神経を抜きます。

治療の期間は、即日〜数週間の短期間で終了するのが普通です。

費用の相場は1本当たり15万円ほどです。

上下の前歯を6本ずつセラミック矯正で治療をすると180万円ほどの費用となり、他の治療方法よりも高額となることもあります。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックでは、出っ歯を引っ込める審美目的だけに歯の神経を抜いてかぶせるセラミック治療を使用することを基本的におすすめしていません。

歯を動かす歯列矯正で治すことをおすすめします。

外科手術

遺伝や成長過程など骨格に原因がある出っ歯の方は、外科手術で治療をすることもあります。

外科手術で骨を削り、マウスピース矯正やワイヤー矯正など他の矯正方法と併用することが多いです。

医療機関で顎変形症と診断された方は医療保険が適応となりますが、自費治療の場合には180万円ほどが相場となっています。

出っ歯を含む歯列矯正で公的保険を適応できる症例の具体例について、こちらの記事で解説しています。

矯正治療を成功させる4ポイント

自費治療の矯正治療は決して安くはないため、始めるなら成功させたいですね。

成功させるためのポイントは以下です。

  1. 治療方針に納得して治療を進める
  2. 経験が豊富な信頼できる矯正歯科医を選ぶ
  3. 矯正治療中は装着時間などを守る
  4. 矯正治療後はリテーナーをつける

治療方針に納得して治療を進める

矯正歯科では、患者様お一人お一人の骨格の大きさや前歯を引っ込めるスペースがあるのかを考慮して治療方法の提案を行います。

それでも、患者さまが治療方針に納得をして治療に進むことがまず重要です。

長期に渡る治療となりますし、生活習慣や食べ物のし好などを変えなければならないこともあります。

ですから「この治療方針なら自分にもできる」と納得してから治療を開始しましょう。

経験が豊富な信頼できる矯正歯科医を選ぶ

矯正治療を失敗に終わらせないために、矯正の経験が豊富で治療件数の多い矯正歯科を選ぶようにしましょう。

治療中には器具の不具合や破損など、トラブルも起こり得ます。

トラブルなどにもしっかりと対応してもらえるように、総合的にしかスキルの高い矯正歯科を選ぶのも、矯正治療を成功させるためのポイントです。

矯正治療中は装着時間などを守る

マウスピース矯正は20時間以上の装着が必要なため、患者さま側の協力が不可欠な治療方法となっています。

指示された装着時間をしっかり守り、矯正治療を成功させましょう。

矯正治療後はリテーナーをつける

マウスピース矯正だけではなくワイヤー矯正や裏側矯正でも、治療後に歯が元の位置に戻ろうとするため、後戻りを防ぐリテーナーを装着し、位置を定着させます。

矯正治療が終わった時が一番後戻りがしやすい状態のため、リテーナーの装着が不十分だと後戻りしてしまうこともあるのです。

そのため、リテーナーもしっかりと装着するのが、歯列矯正を成功させるために重要となります。

リテーナーの使い方についてはこちらの記事で分かりやすく解説しています。

まとめ:出っ歯を含むさまざまな治療方法に対応できる総合矯正歯科を選ぶ

出っ歯の治し方は5つありますが、口内環境や痛みへの耐性の違いなどでどの治療方法が適応になるのか異なります。

多くの矯正歯科が無料または低費用でカウンセリングを行っているので、自分にどの治療方法が合っているのか一度チェックしてもらいましょう。

でもその後、治療費がいくらかかるか心配な方もおられるでしょうか?

治療の費用は矯正歯科によって異なるため、いくつか矯正歯科を比較して選ぶのもおすすめです。

矯正治療を成功させるためには、矯正歯科選びがとても重要なため、さまざまな治療方法に対応できる総合矯正歯科を選ぶようにしましょう。

芦屋M&S歯科・矯正クリニックは、歯列矯正による出っ歯矯正経験が多く、長く出っ歯に悩んでこられた多くの患者様のお悩みを解決してきた実績があります。

患者様のなりたい歯並びをゆっくりヒアリングして、ベストの矯正方法を提案させていただきます。

まずは、お気軽に問い合わせフォームからお問合せください。3診療日以内にご連絡をさせていただきます。

24時間予約可能!関西最高レベルの歯並び矯正なら芦屋M&S歯科・矯正クリニックにお気軽にご相談ください。

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